【子育て本レビュー】男の子を伸ばす父親は、ここが違う!/松永暢史
読みましたよー、レビューしますよー。
モヤモヤ感
まあ、全体的には良いこと言ってると思いますけど、ほとばしるネイチャー大好きオーラがちょっとウザかったです。
あと、主観表現ばかりで客観的なデータが全くないです。
著者の好みで、あれは子供に良い、それは子供には良くない、とか書いているので、すごくモヤモヤします。
■.著者の好み
◎キャンプ、たき火、読書、自然、芸術
×テレビ、テレビゲーム、コミックス
わかりやすっ!!!
スマホ持って電車乗っている若者を見て、
「今時の若い奴は・・・」とか言ってる年寄りのテンプレートみたいな好みです。
研究者ではなく宗教家の人が書いた本って感じですね。
ネイチャー育児教ですよ。
父親子育て本って・・・
まだ二冊しか読んでなくてこんなこと言うのはなんなんですけど・・・父親子育て本ってどれもこれも、こういう感じなんでしょうかね。既にちょっと食傷気味なんですが。
先日読んだこちらの子育て本もそうなんですが、
この人達、なんでこんなに「キャンプ」が好きなんでしょう。
今回の作者は「キャンプ」「たき火」が作中に何度出てきたことか。
いや、数えてませんけど。
キャンプってネイチャー教徒の皆さんにとって、ミサ的な役割を持った何かなんですかね?
良い所もありますよ
ああ、良い所もちゃんと書いておかないと。
全体的に良いこと書いてはいるんですよ。
- 子供に”主体性”を持たせる
- 親と子供は別人格、自分の生き方を押し付けない
- 集中して試行錯誤しているときに邪魔しない、口や手を出さない
- 子供と一緒に過ごす時間を作る
みたいな。
まあ、近年では「フツー」「当然」と言われるような内容だったりもしますが、子育てをする際に定めておくべき方向性という点では大切なことです。
育て方のプロセス、アプローチが経験則のみで裏付けが無い点に目を瞑れば、子育て初級本としては悪くないんじゃないでしょうか。
辛口な本心は「この程度の内容で務まるなんて教育コンサル()ってうっすい仕事だなあ」です。
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著者は60歳のお爺さん